土地の境界がそもそも隣接地所有者同士ではっきりしていない場合があり,境界がどこなのかを定めるための紛争が生じることがあります。2つの境界がずれる理由は,測量の不正確さや時効による取得などさまざまです。
裁判手続上は,前者の確定のため所有権の範囲の確認訴訟が,後者の確定のため筆界確定訴訟が存在します。
境界の判定のため必要な資料としては,土地を取得したときの売買契約書,それに附属する図面,法務局に備えられた登記資料,土地を管理していた状況を示す書類,関係者の証言などがありえます。
法的な主張及びそれを基礎づける証拠を整理するには弁護士の専門的な知識が有用と思われますので,ご相談いただければ幸いです。